大阪心斎橋にある占い館【占龍館】で
占い師をしております。真成です。
金曜日更新シリーズ:【過去の後悔、愚かな私、死の体感】賢者占人、真成の半生
私の占い師になる迄にあった、色んな過去の事を記載しようと思います。
前回までのお話しはこちらをお読みください。
52話 十六年の苦難と、始まりの達成③
人からの相談が次々と舞い込んできた。
自分のことより、人のことのほうが遥かに難しかった。
だが私は、答えを出していたのではない。
仏様たちが教えてくれることを、ただ伝えていただけだった。
次第に気づく。
人のために役に立つことをしなければ、自分自身の本来の役目には辿り着けないのだと。
ヨウは、あえて教えなかった。
そんな折、一人の占い師と出会った。
占いの奥深さと面白さを、初めて知った。
その後、仏様に「京都へ行け」と告げられ、神社を巡った。
近海を回り、十人ほどの占い師と会ったと思う。
そして、紹介がつながり、私は占い師となった。
ヨウに確認すると、反対されると思っていた。
だが、ヨウは静かにうなずいた。
その瞬間、私は確信した。
――これが、私の役目なのだと。
十六年の苦難は、終わるための道ではなかった。
人の人生に寄り添うために、私自身が鍛えられていた道だった。
そして今、私はようやく、自分の人生のスタートラインに立っている。

つづき、、
