大阪心斎橋にある占い館【占龍館】で
占い師をしております。真成です。
シリーズ:【過去の後悔、愚かな私、死の体感】賢者占人、真成の半生
私の占い師になる迄にあった、色んな過去の事を記載しようと思います。
前回までのお話しはこちらをお読みください。
45話 孤独②
誰にも理解されない秘密を抱えたまま生きることが、どれほど苦しく、重いものなのか。
心が潰れそうになり、孤独はストレスという形で私を締め付けた。
「なぜ、私はこんな状況を与えられたのだろう」
何度もそう思った。理由もわからず、ただ耐えるしかなかった日々。
だが今なら分かる。
もし当時、誰かに話していたら――私は人間関係を壊し、信用も信頼も失っていたかもしれない。
理解されず、嘲笑され、差別に晒される恐れがあったのだ。
その未来を、私は本能的に知っていたのだろう。
だからこそ、沈黙を選ばされた。孤独という鍛錬を与えられた。

つづく、、
