41話 精神と肉体③~賢者占人、真成の半生~

大阪心斎橋にある占い館【占龍館】
占い師をしております。真成です。

シリーズ:【過去の後悔、愚かな私、死の体感】賢者占人、真成の半生

私の占い師になる迄にあった、色んな過去の事を記載しようと思います。

前回までのお話しはこちらをお読みください。

41話 精神と肉体③
親が子を産むのではなく、子が親を選んでくる――。
だからこそ、人は「子どもを授かる」と言う。

授かるという言葉には、魂から託された意味があるのだと。
その瞬間、胸の奥に熱いものが込み上げた。
これまでの苦しさや迷いが、線でつながっていく。

「なぜ自分がこの家に生まれたのか」と問い続けた日々が、静かに溶けていった。
あの時のヨウの目は、優しく、どこか寂しげだった。

今ならわかる。

ヨウはただ言葉を伝えたのではない。私に託したかったのだ。
この世界の未来のために。

そして、別の世界へと続く魂の旅のために。
あの日の言葉が、今の私を支えている。

魂が選んだ道を生きることの意味を、私はようやく理解できた。

 

つづく、、

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真成

山や神社などを巡り、あらゆる自然の声に心を傾け、16年の修行を行ってきた。 修行と色々な人と出会う事で「私にも人の役に立つ事が出来ないだろうか」と思い、占いの道へ進む。

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