49話 先祖崇拝の大切さ③~賢者占人、真成の半生~

大阪心斎橋にある占い館【占龍館】
占い師をしております。真成です。

シリーズ:【過去の後悔、愚かな私、死の体感】賢者占人、真成の半生

私の占い師になる迄にあった、色んな過去の事を記載しようと思います。

前回までのお話しはこちらをお読みください。

49話  先祖崇拝の大切さ③

私はヨウと十六年関わってきたが、正直に言えば、まだ完全に理解できているとは言えない。

それでも確かにわかることがある。
今の私がここに存在しているのは、数えきれない先祖たちのお陰だということ。
それは、何にも代えがたい宝物なのだ。

ヨウはこうも言った。

「子は宝だ。でも、その子が自分を宝だと思えなければ、不幸なんだ」

その言葉には、どこか寂しさと、深い慈しみが滲んでいた。

ヨウは時折、尊いものを手渡すように語った。
それは教えというより、祈りに近かったのかもしれない。
私は今も、その言葉を胸に抱いて生きている。
先祖を敬うこと。命をつなぐ重みを知ること。
そして何より、自分自身を大切に生きること。

それが、先祖たちへの最大の感謝なのだと、今も学び続けている。

つづく、、

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真成

山や神社などを巡り、あらゆる自然の声に心を傾け、16年の修行を行ってきた。 修行と色々な人と出会う事で「私にも人の役に立つ事が出来ないだろうか」と思い、占いの道へ進む。

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