その30・空海の十住心論って何?

大阪・心斎橋の老舗占い館【占龍館】

代表の黄麗です。

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『黄麗・真理への道』
30回目は「空海の十住心論って何?」のお話です。

前回の記事はこちら・・・その29・分かっていることと出来ることは別

 

黄麗が精神世界の学びを深めて、

ベジタリアンや断酒に導かれた後、

空海の「秘密曼荼羅十住心論」

(ひみつまんだらじゅうじゅうしんろん)に

ご縁を頂けた。

それまでは、空海は、

高野山を開いた人、真言密教の開祖、と言ったぐらいの認識だった。

ある日、なんとなく空海に興味を持って

「秘密曼荼羅十住心論」が書かれてある本をパラパラ読みした。

愕然とした。

力が抜けてしまった。

精神の状態を十段階に定義したもので、

その中で、お酒を飲まない、ベジタリアンであるというのが、

二段階目にしか過ぎなかったからだ。

まぁ、お釈迦様の在家に対しての五戒が

殺してはいけない。

盗んではいけない。

姦淫をしてはいけない。

嘘をついてはいけない。

酒を飲んではいけない。

なので、これを守っていない人は、

二段階目には進めないのは、当たり前。

仏道なので、当たり前。

人間界では、

飲んで、食べて、楽しく男女が過ごしていいし、

それは自由だと思う。

しかし、仏道は解脱への道。

人間が楽しいと思うものを捨て、

解脱すると、仏の楽しみを味わえるようになる。

それは、人間界の比ではない。

こんなに、至福の世界があるのに、

どうして、あなた方は手放してこちらに来ないのですか?

そんなものに執着しないで、こちらの方がいいですよ!

と誘って下さっている。

その段階を示したのが

1異生羝羊心 - 煩悩にまみれた心

2愚童持斎心 - 道徳の目覚め・儒教的境地

3嬰童無畏心 - 超俗志向・インド哲学、老荘思想の境地

4唯蘊無我心 - 小乗仏教のうち声聞の境地

5抜業因種心 - 小乗仏教のうち縁覚の境地

6他縁大乗心 - 大乗仏教のうち唯識・法相宗の境地

7覚心不生心 - 大乗仏教のうち中観・三論宗の境地

8一道無為心(如実知自心・空性無境心) - 大乗仏教のうち天台宗の境地

9極無自性心 - 大乗仏教のうち華厳宗の境地

10秘密荘厳心 - 真言密教の境地

なんと読むのかも分からないし、意味も不明!

これを勉強しようと黄麗は思った。

まずは、本を読んで、知識を頂くことから始めた。

つづく・・・

 

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黄麗/占龍館代表

占龍館代表 先祖代々神主を務める家系に生まれ、幼少の頃より心霊・占いなどの精神世界に関わる。 占術家として、テレビ出演や雑誌掲載、講演活動など、日本全国で幅広く活躍し、WEBコンテンツやアプリなどでも占いの監修を手がけている。

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