その53・双身毘沙門天の浴油法

大阪・心斎橋の老舗占い館【占龍館】

代表の黄麗です。

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『黄麗・真理への道』
53回目は「双身毘沙門天の浴油法」のお話です。

前回の記事はこちら・・・その52・科学で証明できないけれど

 

黄麗が主宰している内観セミナーは、

信貴山の玉藏院の研修会場を使わせて頂いている。

玉藏院では、

毎食精進料理を用意してくれるので有難く思っている。

何回も通う内に、

お祀りされている毘沙門天さまともご縁が深くなってきた。

ここでは、

年に2回、5月と11月に浴油祈祷というものが行われていて、

浴油講では、法話と精進料理の昼食を頂いて、

護摩祈祷と普段は入ることのできない浴油堂の奥の間に特別内拝させて頂ける。

「で、浴油祈祷って、なに?」

知らない人も多いと思う。

双身毘沙門天の像に油をかけて、祈祷する行で、

密教の修法の中でも最も深秘の法とされていて、

完全非公開にて行われる。

院主さまが毘沙門天さまと心一つになって、

108回を一単位として1日7回、つまり756回、油をかける。

毎日やるか、期間を定めてやるかを選択して、

やりだした行者は一生続けなくてはいけないという、

厳しい修法で、真言宗では、秘宝中の秘宝と呼ばれている。

命がけと言われるほどの願いを叶える為に、

毘沙門天さまが油を被って身代わりになって修行して下さるという。

そんな、特別な祈祷法。

願う側というよりも、

その祈祷を毘沙門天さまと一生続ける側のことを思うと、すごい修行だと思う。

黄麗はまた、

今年の11月も浴油講に参加させて頂く。

そう決めて過ごしていたら、

数日前、朝のご祈祷をしている時に

「罪を引き受けるから、楽になれ。」毘沙門天さまが現れた。

「えっ?」

私はびっくり!

「そんな、とんでもないです。

私の罪を背負って下さるなんて、申し訳ないです!」と思わず言ってしまいました。

なぜ、素直に「ありがとうございます」と言えなかったのかと思う。

すると、もう一度

「いいから、罪を預けなさい!」と言われた。

私は申し訳ないという気持ちが強かったが、

相手は毘沙門天さま。

神に全託できていない自分に気が付いた。

気が付けて良かった! 間に合った!

「ありがとうございます。よろしくお願い致します。」と私は言った。

すると、その瞬間、

胸のあたりが、さっと軽くなった。

​​​​​​​

「えっー、なに?」

今まで苦しいことにすら、気づいていなかった、

軽くなって初めて、苦しかったことに気が付いた。

「罪は毎日生まれるから、毎日預けなさい。」

そう言われて、毘沙門天さまは消えていかれました。

身体が、とても楽になって軽くなった。

11月22日はお礼参りに信貴山に参拝させて頂きます。

 

つづく・・・

 

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黄麗/占龍館代表

占龍館代表 先祖代々神主を務める家系に生まれ、幼少の頃より心霊・占いなどの精神世界に関わる。 占術家として、テレビ出演や雑誌掲載、講演活動など、日本全国で幅広く活躍し、WEBコンテンツやアプリなどでも占いの監修を手がけている。

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