その25:危なかった遊び

大阪・心斎橋の老舗占い館【占龍館】

代表の黄麗です。

セキララにこれまでの人生の振り返る
「波乱万丈の女!占術家・黄麗の半生」・・・

その25回目は「危なかった遊び」のお話です。

その前に・・・
こちらはすでにお読みいただいていますか?

前回の記事はこちら!→「その24:お料理に挑戦」

黄麗は2歳ぐらいから記憶がある。
「子供だから分からないだろう・・・」

と思って大人がしゃべっていたことも
殆ど理解していた。

2歳の時に、私は自分を2歳だとは
自覚していなかった。

体は小さいけれど、
心は大人と一緒だった。

だから、とても偉そうな態度だったと思う。
大人の真似をしていた。

偉そうな子供を見るたびに、
自分を思い出す。

3歳になったころ・・・
私は父に火のついたままのタバコを
手の平に押し付けられて、火傷をした。

凄い虐待!!!
いや本気の躾だった。

「ギャー!痛いー!」
私は大声をだして泣いた。

父にそんなことをさせてしまったのは、
私の火遊びが原因だった。

当時はマッチ箱で一合升より
少し大きなものがあった。

100円ライターは
まだ世に出ていなかった。

火をつけるのは、
なんでもマッチだった。

私はコタツの上にあっ
たマッチ箱で遊んでいた。

マッチ棒は遊び道具にもなった。
色々な形を作って遊んでいた。

一本のマッチ棒をマッチ箱の側面で、
擦ってみた。

ボゥっと火がついた。

私は炎に魅入ってしまった。
不思議な感覚だった。

コタツの上で、
一本ずつ何本も擦ってみた。

持っていると熱いので、
コタツの上で手を離していった。

マッチ棒の山積みができて、
炎が大きくなった。

想像して欲しい。
 

3歳児がマッチに火をつけては、
コタツの上で手を離している光景を。
 

子供が起こす、火遊びでの火事。
 

一家全焼の危機。
 

夕食を作っていた母が
私のいる居間に入ってきて、驚いた。
 

「きゃー! 何してるの!!! 」
 

母は急いで火を消して、
怒りながらマッチ箱を取り上げた。
 

マッチ箱を取り上げられたことで、
私は体いっぱい怒った。
 

その夜、仕事場から帰宅した父に、
タバコの火を押し付けられることになる。
 

父は、体で私に教えようとしたのだ。
 
それは命に関わることだから。
 
 
わたしの右手に火傷の跡が残った。
それは当分痛かった。

続きはこちら!→「その26:タバコをやめた日」

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黄麗/占龍館代表

占龍館代表 先祖代々神主を務める家系に生まれ、幼少の頃より心霊・占いなどの精神世界に関わる。 占術家として、テレビ出演や雑誌掲載、講演活動など、日本全国で幅広く活躍し、WEBコンテンツやアプリなどでも占いの監修を手がけている。

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