その53:内観セミナーに誘われて

大阪・心斎橋の老舗占い館【占龍館】

代表の黄麗です。

セキララにこれまでの人生の振り返る
「波乱万丈の女!占術家・黄麗の半生」・・・ 

その53回目は「その53:内観セミナーに誘われて」のお話です。

その前に・・・
こちらはすでにお読みいただいていますか?

前回の記事はこちら!→「その52: もう死んでいる人」

私は初めて会った時以来、師匠にはよく質問した。

しかし、私が期待するような答えは返ってこない。

「君はどうすればいいのかと言う事ばかり聞くね!
僕が言っているのは方法論じゃない。
どう在るのかと言う、状態論だ!」

私はいつも上手くいく為の方法を聞き出したくて質問をしていた。

その度に怒られた。

「分かっていないなぁ・・・」という顔をされた。

その時、私は経済的には事業のツケで
2億円程の借金を背負って苦しんでいた。

 

何とかここから抜け出して、楽になりたいと思っていた。

現状から這い上がるなら、
どんな事でもするつもりだった。

だから、どうすればいいのかを知りたかった。

師匠の周りには、実業家も多かった。

事業の相談にもよく乗っていた。

言う通りにしたら、
上手く行ったと言う話も周りからよく聞いた。

だから、私もあやかろうと思った。

何をやっても空回りの、ドン底の状態だった。

「内観のセミナーを受けない限り、
僕が言っている本当の意味が分からない。
受けていない人の相手はしない。」

それが師匠の答えだった。

私の状態は、借金で死ぬか生きるかだった。

セミナーを受ける余裕のお金は全く無いどころか、
日常のお金にまで困る様な状態に陥っていた。

事業をして自転車操業以下の状態だった。

一所懸命生きていた。

朝から晩まで仕事に追われる生活が続いていた。

なぜ、こうなってしまってのか、
バブルが弾けた以降の景気のせいにしている自分がいた。

現状を変える為にも、学ぶしかない!

どうしようと考えた。

月末の支払いで必要なお金を私は使った。

背水の陣だった。

今のままでも終わるなら、
変えようと努力して終わる方がマシだと思った。

人生の賭けだった。

これしか無いと、
内側から湧き上がってくる声なき声が聞こえてきた、

内観のセミナーは一回3泊4日で
AコースBコースCコースと3回でワンセット合計12日間のものだった。

私は仕事を空けたことはなかった。

仕事を4日も休むのも私にとって初めてのことだった。

今までとは違う自分の行動が始まった。

続きはこちら!→「その54:自分を観る」

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黄麗/占龍館代表

占龍館代表 先祖代々神主を務める家系に生まれ、幼少の頃より心霊・占いなどの精神世界に関わる。 占術家として、テレビ出演や雑誌掲載、講演活動など、日本全国で幅広く活躍し、WEBコンテンツやアプリなどでも占いの監修を手がけている。

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